はじめに
こんにちは!
今回は水耕栽培の中でも特に収穫がしやすく、家庭菜園初心者にもおすすめのベビーリーフを紹介します!
私が育てている4種類の野菜は、ミニトマト、青じそ、パセリ、ベビーリーフ。どれも、水耕栽培でも成功率が高いといわれている野菜たちです。
その中でも、ダントツに初心者向けと言えるのはベビーリーフです!これは自信をもってお勧めできます。
簡単な栽培方法と、私が用意した材料、実際に栽培して感じた推しポイントと惜しいポイント、要注意ポイントもお伝えします!
この記事を読んで、これならできそう!やってみよう!と思ってもらえたら嬉しいです😊
ベビーリーフの栽培方法
私がやっている水耕栽培の手順は以下の通り。100均の豆苗プランターを使用して栽培します。イメージしやすいように図解もつけました。栽培手順はとてもシンプルです!
手順(種まき→間引き→収穫まで)
〈種まき〉
①豆苗プランターのザル部分に不織布を敷く
②不織布の上にバーミキュライト(又はハイドロカルチャー)を入れ、一度全体に水をかけて湿らせる
③培地(バーミキュライトやハイドロカルチャーのこと)に箸などで深さ5ミリくらい、約2センチ間隔のラインを引く→種まきのガイド用です
④ベビーリーフの種を小皿などに出し、濡らした箸などの先につけてラインに沿って蒔く。または、指で数粒ずつつまんでパラパラと蒔く。この時なるべく種同士が重ならないように
⑤蒔いた種に周りの培地をやさしくかぶせる
⑥豆苗プランターの受け皿に、肥料入りの水(微粉ハイポネックス1000倍希釈)を下から2分目位まで入れ、ザルを重ねる
⑦水が表面まで上がってくるようなら水を減らし、日当たりの良い場所に置く(私は最低気温が2桁になったころから屋外に出して管理しました👍)
⑧ザルの底面に常に水が触れるように水加減を1日1回はチェックする
〈図解~ベビーリーフの水耕栽培~〉
豆苗プランターがない場合は、プラカップに穴をあけ、2重構造にしたものでも代用できます。
また、最初から肥料入りの水で育てるので、肥料もはじめに用意しておきましょう!私は今回微粉ハイポネックスを1000倍に希釈して使用しました。
〈間引き〉
種まき後1~2日で発芽します。双葉が出てきた後本葉が顔を出すといよいよベビーリーフらしくなってきます👌
その後は水の量だけ気を付けていくと、約10日くらいで本葉も増えて草丈が3~5センチになってきます。葉が密集してきたなと思ったら間引きのタイミングです!
間引き方法は、弱々しい株を選んでハサミで1本ずつ根元部分をカットしていくのがおすすめです。または、密集した部分を間引きして1.5~2センチ間隔くらいにまばらに生えた状態になるようにカットします。間引いたベビーリーフは小さいけれど食べられます!
※間引きした子も元気だから育てたいという場合は、周りの土を押さえながら根っこから優しく引き抜き、別の容器に植えつけるのも一つの手です。私はこの方法で別の豆苗プランターに植えつけて、1.5期生の収穫にも成功しました!
上の写真が間引き前、下の写真が間引きした株を左のプランターに移植したものです。移植直後は弱々しかったですが最後は立派に成長してくれました!
〈収穫〉
種まき後20~23日くらいで草丈が15センチくらいになってきたら、お好きなタイミングで収穫OKです!
収穫の際は、ハサミで根元から3センチ位上の茎部分をカットします。葉が伸びる部分を残した状態なら、収穫後しばらくするとまた次の葉が育ってくるので2度目3度目の収穫も可能ですよ♪
面倒な場合は全部カットして一気に使い切って、新たに種まきをするというのでもOK!無理のない範囲で育てていきましょう
朝のうちに収穫して水洗いし、ポリ袋や保存容器にいれて乾燥しないように密閉しておけば、その日の夜も新鮮な状態でいただけます!
用意した材料
※豆苗ケース1つでサラダ1食分(1~2人前)くらいです
- 豆苗ケース 1つ(DAISO)
- バーミキュライト(ハイドロカルチャーでも可)(DAISO)
- 不織布 排水口用ネット 1枚(DAISO)
- ベビーリーフの種 1袋(DAISO)
- 微粉ハイポネックス(1000倍に希釈して使用)(DCMホーマック)
- 水(水道水)
ベビーリーフの推しポイント
- 種が安価…ベビーリーフはダイソーで2袋110円
- 驚異の発芽スピード…種まき後1~2日で発芽!
- 発芽率もほぼ100%(体感で)
- 収穫までの日数がわずか3週間
- 収穫後も次の芽を残しておけば追加の収穫も可能!
- 間引きした株を植え替えれば1.5期生も収穫できる!
- 栽培方法がひたすらシンプル…最初から肥料入りの水をやるだけ!
- 培地が使いまわせる…収穫した直後に次の種まきができる!
- 調理不要で美味しく食べられる
どうですか?良いことだらけのベビーリーフじゃないですか?
とにかく失敗が少なく、失敗したとしても一袋にたくさん種が入っているので何度もやり直しが効くのも魅力。
何より、ベビーリーフはクセもなく柔らかい生食向きの野菜なので、調理の手間がかからないのも推しポイント!
右が1期生、左が間引きした株を移植した1.5期生です。移植後も順調に成長しています
ベビーリーフの惜しいポイント
- 収穫はプランター内ほぼ一括収穫が基本!…毎日ちょこちょこ摘んで使うタイプではない
- どの葉っぱが出てくるかは育つまでわからない…何種類かの種がミックスされている
- 野菜自体のボリュームは控えめ…単体でサラダにするには相当な量が必要
- ほぼ毎日水やりが必要…肥料入りの水を多めに作り置きする必要あり
惜しいポイントを挙げてみましたが、どれも許せる範囲のものかなと個人的には思います。
野菜自体のボリュームの少なさは、スーパーに売っているベビーリーフパックを思い浮かべてみてください。見た目に反して実際の量は意外と少ないので、私も食べるときは他の野菜でかさ増しをしています。
ベビーリーフ栽培の要注意ポイント
- 土が隙間から漏れないように不織布やネットをザルに敷く…こうすることで、収穫後のお手入れも楽!
- 最初に培地を湿らせておく…後から水をかけようとすると、水の勢いで種が浮いたり動いてしまうので注意
- 種はなるべく均等にパラパラと蒔く…密集して育つと、間引きをする時苦労します(経験者)
- 収穫する時期をずらすため、種まきの時期をずらす!…一度に食べられる分だけ巻き、1週間くらい空けて次の種をまくと、コンスタントに収穫ができる!
まとめ
いかがでしたか?わりと簡単そう、と思ったのではないでしょうか?
収穫までの3週間は本当にあっという間。日々の生活の中で、「芽が出た!」「水が減ってきたな」「そろそろ間引きしようかな」といっているうちにもう収穫です。
簡単すぎて面白くないのでは?と思う人もいるかもしれません。でもその心配はご無用!同じように見えても植物が芽を出し少しずつ成長する様子は、何度見ても飽きません。
そして普段野菜を食べるときも、いつも以上に感謝しながら大切に食べるようになりました。これはキレイごとではなく本当にそう感じます。
ベビーリーフの種と豆苗プランターを見かけたら、是非一度手に取ってみてください。きっと窓辺と食卓に新しい風が吹くはずです!
ベビーリーフが加わるといつものサラダがちょっとおシャレになる気がします!
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